マールボロ・サウンズでのダイビング
マールボロはワインと美しいサウンドでよく知られている。国土はニュージーランドの3.9%しかないにもかかわらず、マールボロの海岸線はニュージーランドの10%以上を占め、数多くのダイビングスポットがある。マールボロには、保護された海洋保護区から、お気に入りのカレイスポット、1800年代から1980年代までの沈没船などの見事なセレクションまで、あらゆるものがある。保護区のひとつであるロングアイランドは、約30年前に設立され、ニュージーランドの海洋生物で溢れている。サウンドの長さと保護された景観のため、天候がダイビングのコンディションに与える影響は少ない。ミハイル・レルモントフ沈船は、間違いなくサウンドの宝石であり、ニュージーランドで最高のダイビングスポットのひとつである。レルモントフ号は全長176メートルのロシアの客船で、満載重量は2万トン近くあった。1986年2月16日、冷たい雨が降る夕方、この船はジャクソン岬の岩に衝突し沈没した。乗組員機関士を除く乗客乗員720人全員が船を捨て、付近の船舶に救助された。この悲劇は、南半球最大級の潜水可能な沈没船を生み出す結果となった。 サウンドの水温は、真冬の摂氏11度から真夏の摂氏20度まである。夏の平均水温は17℃である。海岸からアクセスできる場所もあるが、ほとんどはボートが必要だ。