SSI責任あるダイバー規約
スクーバダイビングは、人間が生存できない水中という環境で特殊な生命維持装置を使用する必要がある冒険的な活動です。 他の冒険的な活動と同様に、訓練、配慮、注意、専門知識の量にかかわらず、スクーバダイビングには完全には排除することのできないリスク要素が存在します。 SSIは、こうしたリスクはSSIダイバーダイヤモンドー適切な知識、スキル、器材及び経験の発展ーによって軽減されると信じています。 最終的には、スクーバダイビングに関連する固有のリスクを受け入れるかは個々のダイバー次第であり、すべてのダイビング活動中、適切な判断、常識、敬意、個人の自覚や認識を行使してリスクを最小限に抑えることはダイバー各自の責任になります。
能力に見合ったダイビング
常に自分のトレーニングと認定、経験、快適さ、能力の範囲でダイビングをします。
適切なダイバーの健康維持
これには、ダイビングに対する適切な適性や身体的健康、精神的自覚・認識を含みます。
ダイブプランの活用
ダイビングの計画を立て、計画通りにダイビングをします。 ダイブブリーフィングを聞いてそれに従います。
責任あるダイブパートナーになる
私のダイビングの最初から最後まで、ダイビングパートナーと一緒にいます。 水中でバラバラになった場合に再び合流する手順を知っているようにします。
ダイビング器材の点検
ダイビングで出かける時はその度ごとに、自分の器材を点検し、すべてが正常に機能していることを確認します。 私は、シリンダーバルブが完全に開いていることを確認します。 混合ガス(つまり、エンリッチドエアナイトロックス)を使用する場合–ガスを分析し、その限界を把握します。 適切なウェイト調整を行い、自分のウェイトを捨てる方法を知り、浮力調整具(BC)とインフレータが接続され、適切に機能していることを確認します。 残圧計、水深計及び・又は、ダイブコンピューターを簡単にアクセスできる場所に固定し、それぞれの使用方法を把握します。
ダイバーの認識
自分のタンク圧力をモニターします。 予備のガスで水面に確実に浮上でき、決してエア切れにならないようにします。 水深と時間をモニターし、無減圧限界に注意し、コントロールされた浮上と安全停止を行い、自分のダイビングパートナーをモニターします。
熟練したスクーバスキルを維持する
私は、スクーバスキルと知識が忘れやすいことを理解しています。 前回のダイビングから6か月を超えて経過している場合、スクーバスキルズアップデートコースを受講することが重要であることを私は理解しています。 私は、ダイビング中、適切な浮力を維持し、ゆっくりと浮上し、適切に呼吸して過膨張傷害を防ぎます。
環境への配慮
潮の流れ、波浪、視程(透明度)、水温、天候、ボートの運航、滑りやすい場所、不均一で不安定な陸地、頭上に障害物のある環境、水中拘束、危険な海洋生物に注意します。 私は、ボートが水面で常に不安定であることを理解しており、常に片手で自分の安定を確保します。 私は、馴染みのない環境でダイビングをする場合、地元のプロフェッショナルに指導してもらってダイビングに参加することが重要なことを理解しています。 私は、すべてのダイビングの規則、法令、コード、および、すべての適用される規則、法令、コードに従います。
緊急計画
自分の器材を点検するのに加えて、私はダイビングのパートナーの器材が適切に機能し、適切に構成・配置されていること、および、緊急時に自分たちのウェイトの取り外し方が分かっているかを確認します。 私は、自分たちのバックアップ空気源が適切に留められていて、エア不足やエア切れの緊急事態の際に簡単に手が届くようになっていることを確認します。 私は、全てのダイビング活動中、私の安全について最終的に責任を負います。 私は、ダイブパートナー又は自分の緊急事態に備えて、緊急計画を作成しています。
責任の受け入れ
私は、全てのダイビング活動中、私の安全について最終的に責任を負います。 これらの責任を遵守しないと、重大な傷害又は死に至る私のリスクが増大します。 事故はすべての安全ガイドラインに従っている場合でも発生する可能性があるため、私は、個人のダイビング事故保険に加入する必要があることを理解しています。